神開　〜神様のお告げにより出来た清酒〜

滋賀県と三重県との県境に位置し、甲賀忍者の里として知られる甲賀市に位置する藤本酒造。明和3年（1763年）ごろ、「宝一」の名で清酒を造っていましたが、あまり酒質が良くなく困り果て、山村神社のご神託を奉じて井戸を掘ったところ、鉄分が極端に少なく、ミネラル分を多く含んだ最上の名水が湧き出しました。この清冽な水を仕込水として使用し、上質なお酒を醸しています。

「地の恵み」を大切に、滋賀県産米の山田錦・吟吹雪・玉栄・日本晴を中心に使用しています。清酒は農産物という観点から近年は契約農家様と話しながら、より力強いお米を育て、清酒を醸すことに注力しています。山田錦は堂々と、新吹雪は包み込むようにやさしく、玉栄は力強く硬派に日本晴れ人懐っこくカジュアルに、それぞれのお米の性格を素直に表現した酒造りを目指していきます。

米どころ近江米と相まって醸された清酒が大変美味しかったので酒名を 「宝一」より「神開　〜神様のお告げにより出来た清酒〜」に変更しました。

和醸良酒

『和醸良酒』（働く蔵人の和があれば、自然と良い酒が醸し出せるという当蔵創業者の理念）のもと、チームワークを重視し円滑な人間関係を築くということを常に念頭に置いて清酒を醸しています。